2009年07月13日

[コンセプト]ブラックボックス化について

ソフトウェア開発の世界においては、ブラックボックス化という考え方があります。これはシステムの各部分に対して、それが外部とどの様にやり取りをするのかさえ定義してしまえば、その内部構造は見えなくても構わないはずであり、ならば積極的に見えないようにしようと言う考えです。適切なブラックボックス化はシステムの構造を単純にし、効率よく開発が出来るようになります。これは業務に置きなおしてみると、仕事のやり方の変更も含めて、現場に権限移譲するイメージと言って良いでしょう。

ブラックボックス化は内部の実装方法に自由を与えるため、何か変更が必要な場合でも対応が容易であるとされてきました。しかし現実には、何か仕様変更をする場合は複数のモジュールにまたがって変更が必要な事が大半であり、結局内部の実装が分かっていなければ適切な対応を行う事はできません。

これを業務に置きなおすと、既存のサービスを一部変更するにあたり各部門の調整をしようとしたが、「その業務を自分の部署で引き受けるのは難しい」という言葉ばかりで出て、話がまとまらないような状況です。解決案を出そうにも部門内の詳細が分からないため上手く言えない、どうしても自分の考えを理解してくれない、そんな経験は数多くあるはずです。実際、部下の仕事を全て自分でも対応できる自信がある人は少ないでしょう。ほとんど方が、周囲に色々とやり方を聞きながら辛うじてといったところだと思います。自分が思っているほどには部下の業務の手順を理解できていないのです。

さて、では業務における「プログラム」は一体何なのでしょうか。次回のコンセプトではこれについて書きたいと思います。


posted by Senoh at 03:27| Comment(0) | TrackBack(0) | コンセプト
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